2009年 11月 11日
実験
何度か書きましたが、いくらQ値が低くったって、冬は日のあたる部屋は温かくあたらない部屋は寒い。夏は日が当たれば暑いし、あたらなければ涼しい。平均的に見てエアコン一台の能力で足りるとしても夏には暑い部屋が冬には寒い部屋ができてしまいます。そこで、全館で空気を循環させて均一化してやる必要があります。全館空調は冷暖房した空気を各部屋に個別に供給する事で均一化を図ります。これは積極的な方法です。しかし、Q値を折角低くしたのに、これはもったいない。安価な家庭用エアコンと空気を循環させる送風機、それと各部屋へ空気を送るダクトだけあればいい。こう考えてこれを実現させるべくいろいろな方々と相談させて頂きました。コストを含む具体的なお話は、二枚目だが、どこかコメディアンのゴルゴに似ている主にユニテックのMさん(写真、いつもお世話になってます。)とさせていただきました。c0215738_9334527.jpg
しかし。。。このような新しい事をやろうとすると、非常に高くつくことがわかってきました。例えば送風機、法令で決められた24時間換気システム、ダクトなんだかんだで200万。失敗する可能性もあるので安全を見てエアコンをいくつかの部屋に設置しなければなりません。家族に対して「ゴメン、失敗しちゃったから、暑いけど我慢してね」ではすみません。そうなると、全館空調を設置するのとコストが殆ど変わらないかかえって高くつくのです。汎用品は安く特注品は高い。当たり前の事を再認識しました。
そこで、こう考えました。全館空調と普通の家庭用エアコン一台を導入する。基本的には全館空調は送風機としてしか使いません。そうすれば、家庭用エアコン一台で全館の冷暖房が本当にまかなえるのかどうかを実験的に確かめられます。全館空調機についている5馬力のエアコンは原則使わないつもりです。5馬力を選んだのは、送風量の関係です。本当はもっと小さいものでもよかったのですが、容量の小さいエアコンは送風量も小さくなってしまうので実験の要件を満たしません。
結局、見かけは床暖房に全館空調という信じられないオーバースペックになってしまいそうですが、あくまでも実験用として安全に安くできるものを考えた結果です。狙いはあくまでもどうやったら最も運転経費が安く快適な住居ができるのかを知る事です。確立されれば、汎用の空気循環システムもできてくるでしょう。そうすればコストも下がって運転経費も安い理想的なシステムとなるかもしれません。既に温度計、湿度計、放射温度計、温度湿度データロガーを買いそろえました。(高かったー)。一年後の実験結果に期待して下さい。
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by toshiohm | 2009-11-11 09:41 | 設計


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