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2010年 06月 17日
施主支給
施主支給
Case 1 棚板の場合
当初見積もりに入っていたAICA製の棚板がバカバカしく高いのでゴムの集成材をインタネット販売でマルトクから購入して支給する事にした。価格は1/3以下になる。ここまでは正解。これを営業のAさんに伝えたがここで誤解が生じた。このときの経緯はよく覚えていないが、「AICAのは高いので支給したい」とはっきり言った事は記憶している。彼は全ての棚板を支給と勘違いしたらしい。要するにシナランバーコア(高級ベニアみたいなもの)まで施主支給と思ってしまったのだ。その後の見積もりを見直してみると確かにこの部分まで施主支給に変わっている。しかしこの部分が変わった事の説明はなかったと記憶している(あればこちらも気がつくはずだから)。こちらも分厚い見積書の全てを見直すわけではないし、ハイレンハウスを信頼し始めていたのでそのままになってここまできてしまったという事情。先日そこの部分に誤解があった事が明らかになり見積もりを受けとる。経緯を考慮してぎりぎり安くしたということだが16万強(棚が多すぎるのか?)。これは痛い。これがもっと早くわかっていれば他の部分でもっとコスト削減を図ったはずであるが、今からでは手遅れ。施主の意図を汲まなかったビルダー側と、汲んでくれていると勝手に信じ込んでいた施主側。このあたりの責任の所在と信頼関係。支給のむずかしいところだ。安くしてくれたとは言え、どれくらいなのかわからないしこちらからするとまだ釈然としていない。

Case 2 照明の場合
照明も、例によって照明会社が異常に高い定価を設定して、値引きした見積もりを工務店に持って行き、いくらだかわからない利益を工務店が勝手に載せて施主に請求する胡散臭い商慣行。これがいやで他で購入して支給することにした。しかし、施主支給もだんだんめんどくさくなってきて、先日営業のAさんに「施主支給しないと実質いくらぐらいになるの?」と聞くと、定価の50%くらいとの答え。施主支給として見積もった金額も50%をわずかに切る程度だった。なんだ、これなら施主支給する意味はないかもしれない。

Case 1 の場合は金額的には施主支給は正解。ただこのような事故が起こりやすいので十分に双方で注意しなければならない。とはいっても、施主側は家造りなんて初めてだから行き届かなくても仕方ない面もあると思うが。。。
Case 2 の場合はまだハイレンハウス側の見積もりが出てきていないのでわからないが、同額であれば何も苦労して施主支給する必要はない。まず工務店経由の見積もりを取ることをお薦めする。
ただ、施主支給はビルダー側(特に工事監理の方)の負担を大いに増やしている事は確かで、取り合いを考えてもらっている事にこちらも感謝しなくてはならない。工務店側から発注すれば納入業者にいろいろやらせることができるところを、工務店自らやらなければならないことも多々あろう。施主支給を工務店が嫌がる理由はこの辺にもあるのかもしれない。



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by toshiohm | 2010-06-17 09:34


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