2010年 11月 02日
一昨日書いたわが家の熱容量の話。 考えてみるとガラクタや住宅設備だけで水相当8m3もの熱容量になるはずはない。きっと2x4の平米あたり木材使用量0.17m3というのが間違っているのだろうと思っていたら、使用された木材や石膏ボード(PB)の数量が見積書に記載されていたのでこれを使ってみる。 構造材 ランバーSPF 53m3 床合板 9.7m3 内装材 PB 6.9m3 構造用PB 4m3 床材 1.4m3 使用した木材の合計は約64m3になった。平米0.17m3の計算では37m3だから相当の見込み違いをしていたことになる。2x6だから2x4より多く使われているのはわかるが、中二階などで構造的にも標準よりも多くなっているのかもしれない。 それと前回見落としていたのは石膏ボードだ。これは10.9m3ほどある。 木材も石膏ボードも歩留まりがあるだろうからそれを90%として総熱容量を計算し直す。石膏ボードの単位体積あたりの熱容量は木材より少し大きい程度だから全て同じ水の20%として計算すると 水相当 13.5m3 ということになる。それに床暖蓄熱コンクリートの4m3を加えると わが家の熱容量=水相当17.5m3 先日家の温度低下から計算した熱容量の水相当21.3m3にかなり近づいた。 残りは水相当3.8m3になり、これならひょっとして住宅設備、家具、本類、家電製品などを合計した熱容量としてつじつまがあうかも知れない。これでもまだ多すぎる気もするが、これはおそらく放熱量がQ値から見積もられるよりも小さい(断熱性が高い)からだとすれば納得できる。例えば床の断熱は室内から見れば床下空間で断熱されているとも言えるから、ここからの放熱は本来ゼロに近いのだが、Q値では90mmのスタイロフォームで計算している。 驚くのはあんないいかげんな熱計算でも大体の事がわかるということだ。数値をあたってみる。やっぱりこれは理系の基本だなぁ。納得。 英語のブログも書いてます Small Talk in English 英語で話そう
by toshiohm
| 2010-11-02 10:00
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