2011年 03月 27日
どこに収束させるのか
昨日、誰も現場に近づけない状況になるのが最悪のシナリオだと書いた。今日の報道はその最悪に近づいているのではないかと思わせるほど深刻だ。2号機のことだ。通常の1000万倍の放射能レベルというだけで驚いてはいけない。注目すべきはヨウ素134が異常に高いことだ。ヨウ素134は半減期が50分程度。ちゃんと核反応が3月11日に収束しているならば、とっくになくなっているはずだ。ではなぜ今頃出てきたのか。それは燃料内で未だに核分裂反応で作られているからではないのか?昨日書いた真水にホウ素を加えて注入した事実も合点がいく。未臨界のウラン核反応は継続しているのだろうか。だとすれば中性子が観測されていないのが不思議だ。誰かヨウ素134の由来を説明して欲しい。

現在の燃料の発熱量はどれくらいと見積もられているのか?きっと見積もりようがないのかもしれない。一刻も早い外部電源による冷却再開が望まれるのだが、今回の超高放射性漏洩水によって逆に手がつけられない状態になっている。これを最も恐れてきた。なんとか漏洩水を取り除く手だてが一刻の猶予もなく行われることを祈るばかりだ。

今日のNHKで東大の関村先生が、漏洩水のレベルは格納容器内のレベルと同じになっていると述べられたが、もしそうなら事態はかなり深刻だ。

外部電源→冷却系の復活→冷温停止の努力は何が何でも続けるべきだが、平行してそろそろ、現在の努力が続けられなくなったときに最終手段としてどこに収束させるべきかを議論する時なのかもしれない。すなわち、原発区域内を隔離範囲として封じ込め、そこから放射性物質を一切外に出さない手だてだ。原子炉→格納容器→原子炉建物→敷地内必要なら半径数キロメートル以内と多重の区域を設定しそれぞれどのような手順でどのような隔離を行うのか早急に検討しておく必要があろう。こうなればあれ程ばかにしていたチェルノブイリの事故が参考になるだろう。また各号機で異なる対応が必要となる可能性も高い。

これはもちろん本当に最終的な手段だが、少なくとも最悪でもここまでという図を示すことは安心感を与えることにならないだろうか。それともある種のパニックになってしまうのだろうか。もう検討を始めているが公表していないのだろう。そうでなければおかしい。

チェルノブイリとの違いは核分裂生成物は原子炉内にまだあるということだ。この違いは非常に大きい。これをどううまく使っていくのかが大事だ。

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by toshiohm | 2011-03-27 21:06 | 住み心地


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