2011年 03月 28日
ひどい話
ひどい話だ。ヨウ素134が昨日の発表通り29億ベクレルの高い値でタービン建家に水たまりを作っているなら、核分裂の継続を考えざるを得ず、本当に事態は最悪のシナリオだと昨日ここに書いた。しかも中性子が観測されていないなど現象が矛盾しているとも書いた。その夜に東京電力はこのデータを訂正した。

違う心配が出てきた。我々が矛盾していると気がつく程度のことをしかも重大な事象を解釈もなしに垂れ流したという事実だ。よほど現場は混乱しているのだと思う。無理もない。もうすでに事故から16日経過し彼らは寝ることも犠牲にして対応にあたっているのだから。しかし、冷静に判断できる人を明らかに欠いているということも明らかになったわけだ。これは極めて心配な事態だ。ここは政府も専門家を現場に送り込むなどして態勢を建て直す必要があろう。今現在、現場の指揮系統、体制はどうなっているのだろう。

それにしても原子力安全保安院は頭に来る。彼らは一体何をやっているのだろう。現象の理解もせずにただ発表し、データに訂正があると、「東京電力にはこういうことのないように厳重に注意した」という。何様のつもりだろうか。公表した間違いデータの物理的意味を理解していなかったとという意味では彼らも同罪だろう。本来彼らがデータを解釈して現象を理解し、正しく国民に伝わるようにする立場ではないのか。昨日のデータも矛盾する点があると注釈付きで発表するならするべきだった。現場は大変なのだ。原子力保安院が正しく報道しなければ誰がやるのだろうか。データの解釈もできない連中だというのなら、早くやめさせた方がいい。こんな経産省のお抱え機関はやめて第三者機関を早急に立ち上げるべきではないか。

現場で作業されている方々。東京電力はどんなに悪者にされても当然かもしれないが、現場で対応に当たっている中間管理職や作業者には心から敬意を表したい。過酷な労働条件労働環境の中、不安と戦いながら,現象もろくに理解できない頼りない本部の司令に従い、日々変化する状況に対応すべく、必死に作業を行っておられるのだろうと思う。こうなってしまった現在、あなた方のがんばりだけが今かろうじて日本を救っている。

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by toshiohm | 2011-03-28 08:31 | 住み心地


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