2009年 10月 16日
ハウスメーカー選び
まず輸入窓を採用しているメーカーを2社選びました。Hハウスは家の近くで、もう一社は横浜の方のWハウスという会社です。インタネットのHPを見る限り2社ともコストパフォーマンスが良さそうに見えました。両者とも非常に似ていて木製枠の窓を採用し、外壁などの断熱材は現場発泡ポリウレタンを吹き付ける方式です。
その他に大手メーカーを一社、さらに中堅メーカー一社、および中堅のコストパフォーマンスを売り物にした会社にも検討をお願いしました。

Hハウス
まず3階のプランをここに持ち込みました。ここが3階建ての問題点を指摘してくれたところで、持ち帰って中二階の案を再検討した次第です。
ここで木枠窓を見てまずその重さと立派さに関心しました。以前木製窓のTホームなどを見ていましたが、そこで聞いていた価格より窓単体がかなり安いのにも驚きました。また、ここの木枠窓は防火認定されている種類が比較的豊富であり、法的規制により網入りガラスにしたり、防火シャッターを取り付ける必要がない点も気に入りました。ここで見積もっていただく事にしました。営業のAさんはやり手という感じはなく、正直そうな印象をもちました。また設計のSさんも口べたな感じですが、まじめそうな感じが好感を持ちました。
この会社は防水工事や防蟻工事を大手の下請けとしてやっており、バルコニーの多い我々の家ではいいのかもしれません。

Wハウス
まず電話をした応対の営業の方が、忙しくて会えないというようなことを言われたのには驚きました。次に横浜のはずれの方にあるモデルハウスを見学に行きましたが、その時には営業のKさんが応対をしてくれました。やり手という感じですが、知識はきわめて豊富でいろいろと教えていただきました。ここの窓は以前はレノホンダの3重木製窓を使っていたらしいのですが、最近それが入ってこないので、現在は2重木製窓のアルゴン封入を主体に使っているという事でした。床材などもムクのリーズナブルな価格のものを提供していますし、輸入ドアも気に入りました。ただし、防火対応の窓にバリエーションが少ないのが気になりました。キッチンもなんと65%引きで提供してくれるという点も、家の奥さんが気に入った点です。見積もりをお願いしました。

大手メーカー
Mホームは我々の設計した中二階収納を売り物にしている関係でお願いしました。営業のNさんは頼りない感じで、何を聞いても「宿題にさせてください」、「調べさせてください」ということなので大丈夫かな? ただ設計のTさんはとても優秀な方で、提案型で、イメージをドンドンこちらに与えてくれるので、大手メーカーで建築したくなる気持ちもよくわかります。こちらの図面をもとに3次元イラストをすらすらとその場で描いて見せてくれたりもします。お陰さまでイメージが湧きました。また、3次元ウォークスルーをCGで作って大蔵ランドの展示場で見せてくれました。これはその場でこちらの要望通りに設計や素材を変えてどう変わるかが確認できます。自分でもマイホームデザイナーというソフトを購入したので同様の事ができるはずだったのですが、このソフトは中二階の設計には対応しておらず(三階はこれで設計したのですが)あきらめました。大手はどこでもそうですが、このイメージの設計までが無料です。あと、詳細な見積もりをもらおうとするとそれに対応する詳細設計が必要となり、その設計のために10万円を支払う必要があります。しかし、これだけの事をやってもらうとすると高くないのかもしれません。注目の中二階の設計では、Hハウスで問題にされたようなことはここではまったくありませんでした。目黒区では中二階収納に同一階からアプローチしても問題ないということです。なんでメーカーによって扱いが違うんだろう? 断熱はこちらの要求の基準はたとえ寒冷地仕様で建てたとしても満たす事はできませんが、どうにもならないので寒冷地仕様で見積もりの概算を出していただく事にしました。

残りは明日書きます。
[PR]

# by toshiohm | 2009-10-16 22:26 | ハウスメーカー
2009年 10月 14日
家の設計
そもそも
となりの家の屋根が邪魔で居間の2階の居間から富士山が見えなくなってしまいました。以前は丹沢の山並みの向こうに見えたのです。今回はまずそこを考えました。3階建てにしよう。それなら隣家の屋根越しに富士山が見える。家族の知恵を総動員して設計しました。

こんな事って
血と汗と涙の結晶である図面をハウスメーカーに持ち込んだところ....意外な、しかも致命的な問題点を指摘されました。ある大きさを超えた3階建ては防火規制上「縦穴区画」というワケのわからん考え方を持ち込まなければならないというのです。簡単に言うと階段の登り口はすべて防火区画として区切れるように鉄の扉をつけ常時閉めておけ、というのです。そんな家ってある? これは容認できない。いままでの苦労はなんだったんだぁー!! ということで暗い気持ちで持ち帰りました。

解決の糸口
この問題を解決したのは85歳になる母の一言でした。じゃあ二階の床を高くしたら?
なるほど。しかし1階の天井高を高くしただけでは足りません。では1階の天井裏も高くするか? OK, 1m強高くすれば二階の居間から富士山が見える事になる。しかしただ天井裏を高くするだけではもったいない。じゃあ天井裏を納戸にしよう。どんどんアイディアが出て来て家の形が出来上がってきました。
ある日冷静に考えたら、「なんだこれってあれ程軽蔑していたミサワホームの「蔵」と同じコンセプトじゃないか」。なるほどこういういい点があったんだ。軽蔑してきてゴメン。

いいことずくめ
これでいくと高さ1.4mの部屋はその階の面積の50%を越えなければ建築面積に算入されず、しかも2階建て扱い。しかも建築費も押さえられる。いいことずくめです。
これで設計し直しました。2階の個室から蔵へつながる設計にすると、押し入れは最小限ですみます。皆の希望をかなえる素晴らしい設計が出来上がりました。
もちろん断熱的にはQ値1になるよう仕様も考えました。
さあこれでハウスメーカー選びに突入する事になります。
[PR]

# by toshiohm | 2009-10-14 15:05 | 設計
2009年 10月 11日
窓は大事
断熱を良くしようとしても、結局は窓だと言っても言い過ぎでないと思います。壁、床、屋根の断熱を向上させればさせる程窓の断熱の悪さが大きく響いてしまいます。家は明るくしたい。窓は大きい方がいい。でもその事がQ値には決定的に悪化させます。なにしろK値1.3の窓でさえグラスウール10cmの壁に比べて3倍の熱を透過してしまうのだから。
窓を調べました。

国産窓
YKK AP, TOSTEM.... これらは2重ガラスのLow-eコーティング(透過赤外線を削減します)仕様であり、熱貫流率2.3 (w/mk)(K値で2.0)程度の性能です。窓枠はアルミ+樹脂であり、窓枠の断熱は今一と思われ、窓枠での結露は条件によっては避けられません。
シャノンの樹脂サッシはアルゴン封入の場合で熱貫流率1.6と向上させています。さらにアルゴン封入に真空ガラスをプラスした3重サッシ、エクセルウィンドスーパは1.27とほぼ極限まで高めたと言えそうです。これには魅力を感じました。ただ、真空ガラスやアルゴン封入は長期的に空気が入り込んで性能が低下することが心配になりました(杞憂かもしれません)。しかも、シャノンは防火窓の偽装をしたとかでカタログがウェブ上で手に入らず、防火地域での窓のバリエーションに不安があり、結局検討の対象から外しました。

輸入窓
木枠窓に取り憑かれました。東急ホームの窓枠は木枠であり、アンダーセン社のものであるとすればアルゴン封入で熱貫流率1.74です。 スウェーデンハウスの3重窓は1.5 程度でさらに高性能です。米国MARVIN社製のものも選択できるようでこれは比較的安価ですが2重のアルゴン封入です。これも米国ペラ社の木枠窓も断熱性はアンダーセン社と同程度と考えられます。
こうして調べてみると輸入窓であれば国産の窓と比べて断熱性能的に優れている事がわかります。

輸入窓住宅メーカー
そこで輸入窓を使ったハウスメーカーを調べました。しかもこれさえあれば必ずしもいろいろな経費が上乗せされたSハウスやTホームのような大手住宅メーカーである必要もありません。その中で、ウェルダンノーブルハウスウェルダンハイレンハウス秀和、などがあります。
ウェルダンノーブルハウスは北欧レノホンダと米国ペラ社の窓枠で、前者はトリプル、後者はダブルでアルゴン封入です。
ウェルダンはエリートフェンスター(トリプル)、ペラ、デンマークペルスター(ダブルアルゴン封入)など数社の木枠窓から選択できます。
ハイレンハウスはスウェーデンのカイエン社のトリプルサッシ
秀和もスウェーデン製のトリプルサッシを使っています。
これらのハウスメーカーと接触してみると、少なくとも断熱性能的には非常に優れていて、リーズナブルな価格で提供してくれそうな事がわかります。少なくても大手メーカーなどとは比較にならないことが後に分かってくる事になります。
このうちのどれかのメーカーで家を建てる事になれば少なくとも熱貫流率1.5(w/m/k/s)(K値1.3)くらいの窓が使える事になります。期待は高まります。
[PR]

# by toshiohm | 2009-10-11 10:50 | 断熱
2009年 10月 09日
ハウスメーカーめぐり
やはりとっかかりはモデルハウスめぐり。いやになるほどまわりました。中に入ると圧倒される程豪華に飾られた室内。こんな家にしたいなぁとどうしても思ってしまいます。しかしそのからくりは部屋の広さにあるということに気が付くのに随分かかりました。普通の家の大きさではなかなかああいう風にはならない。我々の気に入った内装はMホーム、Hハウス(ここの外装は大嫌い)、Mホームなどですがこれは住むための家ではないと割り切り、参考にはさせてもらいましたが、あくまでも断熱中心で検討する事にしました。
なんでこんなに無知なのと思われる程、大手ハウスメーカーの営業は断熱の知識がありません。少し技術的な話をすると、「どういうお仕事をされてるんですか?」とか「業界の方ですか?」とか聞かれてしまいます。おまけに「勉強になりました」なんて言われたりして。。。プロならもっと勉強しろ!!! Q値が示されたモデルケースがありますが、具体的にどのような仕様でこのQ値がたたき出されたのかを答えられる営業はまずいませんでした。Q値を知らない営業すらいたのにはおどろきましたが、もっとも大手に来る客層は断熱はある一定の基準を満たせばよく、その部分はメーカーを信頼して、かっこよさと豪華さ、を追求するので、それはそれで考え方だと思います。
高断熱という観点でハウスメーカーをまわってみると、ほとんどの大手メーカーは失格であり、せいぜい寒冷地仕様でお願いするという事になります。(現にそれで見積もりを依頼しもしました。)
これに比べ、中小のハウスメーカーさんの営業は何でも良く知っている方が多く、努力のほどがうかがわれます。こちらが勉強になることも多くありました。お陰さまでいろいろな仕様の相場というものが分かってきました。また、大手はほとんど融通が利かず、いかに自分の思い通りの仕様にするのが難しいかも分かってきました。
こうして段々予算をにらみながら、どのように自分の身の丈に合った家にしていくかが見えてきました。
[PR]

# by toshiohm | 2009-10-09 18:55 | ハウスメーカー
2009年 10月 08日
どうやったらいいの? 断熱の検討
エアコン一台で全館の冷暖房をまかなうって、じゃあどうすればいいの?
熱環境として理想的なのは、RC外断熱だ。という事で、「jojojojouさんのブログ」などを興味深く拝見させていただきました。しかしRCは高い! OH邸は少し大きい家を検討していましたのでとても手の届くシロモノではない! 
それといくつかRCの家を見せていただくうち、もちろんしっかりしたいい住宅なのですが、あの堅さがなんとなく洞窟の中に住むようで、いやになってきました。以下のように断熱を1年半にもわたり検討していくうち、結局工法は何でもいいと思うようになりました。

外断熱
外断熱は熱容量の大きいRC住宅ではとても魅力的です。しかし、木造であればその本質的な欠点の方が大きいと思います。すなわち、あまり厚い断熱材は外側に貼れないのです。ネオマフォームのような高断熱材をせいぜい40mm 程度が限度です。なぜなら、外壁材を柔らかい断熱材の外に形成する必要があるからで、その外壁材を長いネジで断熱材を貫通する形で内側の構造体に固定します。これは強度的に非常に問題と思います。断熱材を私の場合のように思う存分入れたいと思えばむしろ内断熱の方が良いと思います。外断熱によってその内側に熱容量として機能する柱などは、室温の安定化などに期待される程の効果はありません。


計算してみると窓からの熱損失は非常に大きく数十%にのぼります。これは壁や屋根の断熱を完全にすればする程大きな割合を占めるようになります。従って最も重要な要素と考え、K値で1.5以下の窓を選択することを条件にしました。

断熱材
EP材(発泡スチロールのようなもの)のようなものが結露を考えれば一番いいと思います。グラスウールは安価であり、高性能グラスウールなどは断熱性も向上していますが、まだ不十分であり、しかも結露の可能性は否定できません。いろいろ考えていくうち、結局現場発泡ポリウレタンで行く事に決めました。まず安価です。しかも断熱性能は高性能グラスウールより上です。私はネオマフォームのような空気よりも熱伝導の低い材質を信じません。おそらく孔の内部に例えばフレオンのような重い気体が残留しているためでしょうが、長期的には空気と入れ替わって断熱性能は低下してくるものとおもわれます。発泡ポリウレタンのいい点は現場でふきつけていくため、細部の隙間にまで入り込み、安価に気密性が確保されるということです。

熱計算ソフトの作製
エクセルで熱計算ソフトを作りました。これによってQ値を計算し、考えた仕様で行けるかどうかがわかります。
明日はハウスメーカー選びについて書きます。
[PR]

# by toshiohm | 2009-10-08 13:12 | 断熱
2009年 10月 07日
はじまり
ホントにこんな事ができるんか? エアコン一つで家全体を快適温度にするなんてー。

できるんです... 理論的には... 
例えばQ値1に設計できれば
200m2の延べ床面積の家で、
真冬室内と室外温度差が15℃あるとすると

3KWの暖房能力の一般用エアコンで足りる

計算になります。現在エアコンのCOP(投入する電力のの何倍の暖房が得られるかという値の事)は少なくても3あります。そうなると1KWのエアコン一台で事足りる
というありがたい計算になります。凄まじきQ値低下の威力!
でも、実際こううまくいくんでしょうか。。。挑戦します。

家を建て替えようと思ったのは、およそ一年半前。地震の恐怖からでした。現在の家は築38年。かなりしっかりした家ではありますが、なにしろ古い建築基準で建てられたもので、関東大震災級の地震に耐える自信は全くありませんでした。新築にあたり、以下の目標をたてました。

エアコン一台で済ませる超高断熱住宅
どうせ建てるなら、最高にエネルギー効率のいい家を建てたい。今の家の断熱がどうなっているのか定かには分かりませんが、夏の2階の地獄のような暑さを考えると、きわめてプアなものであると考えられました。エアコン一台で全館が空調できる程の断熱性を持つことをコンセプトの第一に掲げました

眺望
家はもともと高台の立地で、西側に富士山が見えました。しかし、隣家が建つと、その屋根が丁度二階の居間からの眺望を妨げてしまい、今見えるのは苔の生えたスレート屋根の表面だけで、夏期にはそこからの熱の輻射で居間が蒸し風呂のように暑くなりました。そこで、新らしい家は隣家の屋根を越える高さの居間をつくることを第二のポイントに挙げました

耐震性
もちろんこれが動機ですが、調べていくと、現在の基準で建築すればいかなる工法の住宅でもほとんど問題ない事が分かりました。(もちろん「より安全」という観点での優劣はありますが)。免震構造も魅力はありますが、ベアリングを使うものやt防振ゴムを使うものなど、20年、30年という年月の間の信頼性に疑問があったので(それと高いので^^)検討からはずしました。
さて、ここから長い長い検討と勉強の旅が始まりました。続きは明日。
[PR]

# by toshiohm | 2009-10-07 11:06 | はじめまして