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2011年 10月 19日
この夏の温度データ
早いもので前回ブログを更新してからもう3ヶ月も過ぎたか。。。。
温度湿度ロガーもとっくに測定期間を過ぎているのを思い出した。夏の温度はどうだったんだろう。
この夏の温度データ_c0215738_1840691.gif

とまあこんな感じだ。変わり映えしないなぁ。

冷房は2階の全館空調だけ。(一階は冷房なし)
運転時間 2階のリビングが28から28.5度くらいになったら運転開始。夜中の12時に停止。
28度になるのはもっとも暑い時期で昼の12時、通常は午後1時から4時の間くらいだ。

グラフを見れば一目瞭然。見なくてもわかるのだが、非常に快適な気温でこの夏を過ごしたことになる。不思議なのは冷房している2階よりも、していない一階の方が若干ではあるが涼しいということ。西日が当たらないことと、冷気は2階の床を伝わって1階に流れ込むからなのか。
7月20日頃の気温がガクンと下がった頃に二階の窓を開放して、できるだけ冷気を溜め込む努力をしたが、一瞬25℃以下に二階リビングが下がっただけだった。
それにしても8月の前半の暑さはすさまじく、最低気温が家の中の温度よりも高い日が何日もある。
ちなみに8月冷房専用低圧電力の消費量は

460kWh (33日間)

だった。少ないとはいえないが、家の大きさ、家中の快適さを思えば仕方ないとも言えるだろう。昨年は、
829kWh
も冷房に使ったのだが、これは27度設定で終日運転した結果だから、今回まったく不快な思いなく節電できたことは喜ばしい限りだ。家の中の温度は常に一定であるが、外が涼しい時に帰宅すると暑く感じられ、熱いときは涼しく感じられるから、快適さというのも難しいのだ。
この夏の温度データ_c0215738_015336.gif

湿度は1階2階ともほとんど変わらず50~60%前後で推移している。これも申し分ない。
家作りでもっとも成功した点は何かと聞かれれば、間違いなく断熱だったと答えるだろう。これは住んだものにしかきっとわからない。今の大手の家もまあまあの断熱は施してあるから、旧家と比べれば熱的環境は改善され、施主も満足するのだろうが、本当の節電を考えればまだまだ甘いのだ。そこをなんとかわかってほしい。断熱は数少ない予測可能な単純な技術だ。算数をしてほしいだけなのだけど。。。

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# by toshiohm | 2011-10-19 00:21 | 住み心地
2011年 07月 29日
追加工事
追加工事_c0215738_23302193.jpg

一年点検の時にお願いしていた工事。
一つは奥さんの部屋に続く高さ140cmのウォークインクローゼットのハンガーポール(これをウォークインクローゼットと呼ぶのはうしろめたいきもするのだが)。長さ方向に一本通してもらった。幅が1.5mくらいしかないが長さが5mもあるので、たくさん服がかけられるようになった。もともと幅方向に二本ポールを渡してもらっていたが、これを撤去してもらったので、壁紙がはがれてしまった。その部分の貼り直しも完璧にやっていただいた。壁紙屋さんが仕事の合間にちょっと来てくれたのだ。この辺はNさんと工事業者との良好な関係によるものなのだろう。感謝。



二つ目は天井扇。省エネの関係でつけてもらった。
一万八千円程度の物をネットで購入してとりつけだけお願いした。傾斜天井に無事取り付けられたが、強風にしても風量が小さい。空気を回すための物だからこんなものらしいが、もう少し強くてもいいのではないかなぁ。
電気工事のHさんはとてもいい人で大好きなのだ。幾分お歳なので説明書など読みづらいところもあった。その辺はNさんがうまくカバーしてやってくださったのだった。
このファンは実は自分でも取り付けることができた。引っ掛けシーリングがあれば配線は不要の「簡易取り付けタイプ」だったからだ。しかし、Hさんにやってもらいたいという気持ちもあってお願いした次第。


追加工事_c0215738_23305091.jpg
もう一つは階段の一段目が踏み込んだときにミシッと音がする件。
どうするのかと思っていたら、写真の注射器を使い、マスキングした上で、踏み板と蹴上げの間の隙間と言えないような隙間に注入した。Nさんも自信なさげに帰られたが、現在完全に音はしなくなった。さすがだ。

家が完成してからの工事は高く感じるし、実際に高いが、これだけやっていただけるとそういう気も薄れるというものだ。

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# by toshiohm | 2011-07-29 23:31 | 住み心地
2011年 07月 22日
湿り空気線図
レコーディングダイエットというのがあるらしい。自分の食べた物や体重を記録しているだけで、自分ではさほど努力しているつもりもないのに、自然とダイエットになってしまうというものだ。最近の車に標準装備されている燃費計も見ているだけで自然にエコ運転になってしまうから、車自体のエコ性能をある意味かくしてしまう。
湿り空気線図_c0215738_21123068.jpg
ここに並んだ温度湿度計も眺めているだけで、なんとなくいろいろなアイディアがわいてくるし、室内・室外の温度計なので窓を開けての空気の入れ替え時なども教えてくれて、自然にみんながエコに気をつけるようになるのだ。。
ただ、空気の入れ替えは意外にむずかしい。夏場、外部気温が内部より低ければ入れ替えた方がいいように思うが、どっこいそう簡単ではない。湿度の問題がある。例えば25℃で80%の相対湿度の外部空気を室温30℃60%の室内に入れて室内の湿度は上昇するかという問題だ。上昇するようなら考えなければならない。エアコンで除湿にエネルギーを使ってしまう。
この場合の答えは、「ほぼ変わらない」だ。しかし28℃80%の外部空気を温度だけを見て入れてしまうと、湿度は上昇してしまうので、結局エンタルピー的には不利になる。今日の様に外部の湿度が低ければどんどん入れてしまえばいい。おかげで二階の寝室の温度は、23℃まで低下し昨夜はタオルケットでは寒いくらいになったのだった。今朝方の温度が写真のとおり。2.5階が24℃、外部が19.4℃。非常に気持ちのよい温度だ。ただ、一階の温度は少し下がっただけであまり変化しなかった。やはり蓄熱コンクリートが効いている。
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# by toshiohm | 2011-07-22 21:13 | 住み心地
2011年 07月 16日
一年点検
ちょうど一年と一日、この家の現場監理をやっていただいたハイレンハウスNさんが来て下さったのだ。もうすでに懐かしい。何をやってくれるのだろうかと思っていたら、写真のとおり。全てのドア、収納扉の動き、水回りのしみ出しや結露、住宅機器の引き出し扉の開閉状況、外回りの確認を一時間半ほどかけてやっていただいた。特に異常はなし。こちらが気付いた点は一つはオーニング取り付け部の下にあるケイ酸カルシウ板にひび割れが生じていること。これは片持ち構造になっているオーニングのモーメントで取り付け部が多少変形するためと思われるが、ひび割れ自体は問題なしとのことで様子見。もう一点は階段の一段目が踏み込んだときにミシッと音がすること。他の部分が堅牢なだけに少し気になる。そのほかいくつか新規にお願いしたい工事があったので、そのときに階段のミシッも見てくれることになった。
住宅エコポイントを充当してバルコニーのデッキを作ってもらおうとお願いしていたのだが、震災に寄付することにしたので、これは実現できないことになった。
新規の着工も7月に2件あるとか。このような良心的なメーカーが評価されるのは当然のことで喜ばしい限りなのだ。この会社コストパフォーマンスは抜群にいいのだが、コストだけ安い会社はいくらでもあり、そちらに流れてしまうのだろう。省エネがこれだけ言われる中、パフォーマンスを重視する世の中になるとは思うのだが。
一年点検_c0215738_1955696.jpg


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# by toshiohm | 2011-07-16 19:59 | 住み心地
2011年 07月 13日
冷房稼働
またまた温度データなのだ。すでに書いたかどうかは忘れてしまったが、この測定に用いている自動記録温度計(データロガー)は、家造りに大変参考になるブログを書いていらっしゃるjojojojouさんから教えていただいたものを購入して使っている。資金不足により3台しか購入しなかったので、一階と二階を同時に計測できなかったのが悔やまれるのだ。
冷房稼働_c0215738_1561163.gif

冷房を使用する前後の記録だが、6月30日に全館冷房を二階と2.5階のみ始動させた。最も暑い2.5階が29.5℃を超えたら運転開始することにしているが、当初は午後4時ごろだったのが現在は3時になっている。それから就寝まで運転しあとは翌日の午後まで運転停止。蓄冷は2.5階で14から17時間程度持続することになる。27度設定で運転している。
一階の温度は実に過ごしやすい値で推移しているが、なんと一階には冷房の冷気を送っていないのだ。そう言うことなら全館空調も二階だけで良かったのだ。冬場は床暖房だけで二階以上が暖かかったのと同じような、いや反対の理屈だ。冷気は階段から勝手に一階に下りてゆく。これはもちろん間取りによるだろう。階段を広くとったし曲がりがないのもよかった。一階は階段下の玄関付近が最も涼しく、リビングや個室は少し温度が上がるが、0.5℃も違わない。やってみなければわからないとはいえ、断熱がよければ、全館空調も二階空調で良いということで、それならもう少し安くできたであろう。
またデータから分かるように床下の蓄熱コンクリートは一階の室温安定化にかなり寄与しているようだ。床下の温度は地下の温度も長い目でみれば拾っているから、これから地温が外側から回り込んで上がってくれば徐々に上昇してくるものと考えられる。
冷房稼働_c0215738_1542389.gif

湿度のデータだが、気にしていた床下は70%強で全く一定になった。これなら結露はないだろう。一階リビングの湿度は二階空調を稼働させてからは徐々に低下しているように見える。除湿された空気は二階から一階に階段から冷気とともに徐々に運ばれている。

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# by toshiohm | 2011-07-13 14:59 | 住み心地