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2010年 11月 20日
床暖房始動
一昨日(18日)の予報では翌明け方は冷え込むという。かねてから床暖の運転をしたくてしたくてうずうずしていた。しかし最低室温はまだ無暖房で21℃台だ。まだまだ必要はなさそうだ。だが床暖を敷いてくれたモアの取説を読むと、「暖かさを実感するまでに最低でも24時間の運転が必要です」と書かれている。蓄熱コンクリートの加熱に時間がかかるからだ。とすればもうそろそろ始動してもいいころでは、と無理矢理納得してタイマーを夜11時から翌朝7時までセット。もちろん深夜電力利用の8時間だ。戻りの水温は40℃に設定した(推奨値45℃だが、いずれにしろこの出力では戻り水温は設定値には達しないと思われる)。
翌朝興奮して早く目覚めた。外気の温度はなんと今冬最低の5℃まで低下している。予報は間違っていなかった。ハニカムロールスクリーンのある三重窓もこの日ばかりはさすがに結露していた。二階の寝室から一階へと降りてみる。いつもはわずかに低いと感じられる一階の温度がその朝は心なしか高いように感じられる。床を踏んでみる。心なしか「冷たくない」ように感じられる。早速放射温度計だ。
一階 床温度 22.4℃
2.5階 床温度 21.6℃
二階 床温度 20.9℃
確かに一階の床温度は暖房前の20.1℃より2.3℃高くなっていて、床暖はちゃんと効いていたのだ。消費電力1.5KWで8時間フル稼動だ。5℃まで外気温が冷え込んだ割には、2.5階の室温も21.3℃とそれ程冷えていないのは、一階の床暖の効果だと思われるし、そう思いたい。
さて、今朝は床暖二日目だ。一階床の温度は23.1℃まで上昇している。今度はハッキリと暖かいと感じられる。やはり、蓄熱コンクリートが暖まるまでに時間がかかっている事は明らかだ。2.5階リビングの温度も22℃台で床暖の効果で暖まっていると思いたい。一階全体が非常に気持ちのいい空間になっている。床が暖かいというのはこういう事か。
計算してみると蓄熱コンクリートを10℃上昇させるのに必要な熱量は170000KJほどだ。COP=3で1.5KWヒートポンプ8時間運転で送られる熱量は130000KJだから、放熱を考えなくても一日では蓄熱できない。温水温度40℃まで、蓄熱コンクリートの温度を上げるためにはさらに170000KJほどの加熱が必要だから、床暖二日目でもまだヒートポンプは1.5KWフル稼動なのは仕方がない。三日以上かかる計算だ。
問題は外気温がゼロ℃付近まで冷え込んで、日射もない日が何日も続いたときに、これで家中の暖房が足りているかどうかだ。1.5KWのヒートポンプで計算上は大丈夫なのだが、これはCOPが3としての話だ。寒くなれば低下するし、しかもそのときに問題なのがエコキュートの室外機も傍にあるということだ。その付近の温度が下がり、双方のCOPを低下させる。と考えるとなんとなく心許ない気もする。
床下の温度湿度はデータロガーで長期に亘ってとっているので、その結果はまた後日。

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by toshiohm | 2010-11-20 11:37 | 住み心地


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