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2010年 09月 01日
祝 1000Kwh 達成
スクリーン上に派手な花火が打ち上がった。46日間での達成だ。一日あたり22Kwh。
1Kwの太陽電池の一年間の平均的発電量は日本ではおよそ1000Kwhと言われているから、仮にそうだとするとOH邸6Kwパネルの容量では46日間で760Kwhということになる。これに比べればかなり優秀な成績にみえるが、最も発電量の多い夏期のしかも記録的な日照り続きであればそう威張れた数字でもないだろう。
南南東向きに24枚、西南西向きに9枚のパネルを設置したおかげで夕方までかなり粘る。しかしパネルの設置位置に関してはもう少し検討の余地があった。時間帯によって屋根やベランダの影になってしまう場合があるのだ。その影を少しでも少なくなるような置き方があったはずだ。また屋根の形状、傾斜は太陽電池の枚数や効率が最大になるように当初の設計から考慮すべきであった。これからの住宅は単なる意匠としてのデザインに環境問題として具備すべき性能に関するデザインをうまく融合させて行く必要があるだろう。これができる建築家が今後は必ず重要になる。今回は(といってもこれが最初で最後だが)そこまでできなかった。今後新築される方々に期待する次第なのだ。

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# by toshiohm | 2010-09-01 12:41 | 省エネ・太陽電池
2010年 08月 31日
騒音対策・断熱追加施工
今日は朝早くからハイレンハウスの現場監理Nさん、大工さん二人の計三人で24時間換気の騒音対策と、ダクトスペースの断熱工事に来てくれたのだった。

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騒音対策はロックウールで送風機(写真1:黒いボックス)を囲ってしまおう(写真2)というわかりやすく直接的な計画だ。いわゆる臭いものには蓋というやつだ。静かになってくれれば蓋してくれてこちらは一向にかまわない。おかげで騒音はかなり低減したが、低周波の音はまだ残っている。これくらいなら許せるかと思ったのだが、Nさんは妥協しない。振動が吊り下げてある根太を伝わってきている可能性が高いので、吊り下げ部にダンパをかませられるか空調屋に聞いてみるとのこと。また送風機自体にホントに問題ないのかもう一度みてもらうそうだ。ほんとにいい加減にはしない人だ。たしかに騒音は夜になってみないとわからないので最善を尽くしてくれるのはありがたいことだ。
ダクトスペースの断熱の方は壁の内側から人が入れる程度の四角い点検口をあけて、どういう断熱法が可能か見てみるということで、慎重に穴をあけ、分厚いアイシネンをはがし、ベニヤを切って見る。ダクトスペースの中は内側は見事に断熱されていなかった。中は思ったよりも広いし、これならアイシネンが吹けそうな気もするが、代替法としては発泡スチロールビーズやセルロース繊維などの吹き込みというのもあるらしい。それにしても中が見えるというのはいかに安心なことか。堂々たる正道だ。しかし圧倒的に手間がかかる。それにひきかえ小さい穴をあけて盲滅法アイシネンを吹いたらどうかなどという自分の考えがいかに愚かにして姑息だったことか。
ちなみに、先日空調屋さんが来てくれたときに外側にダクトスペースを置く場合に外側で断熱するのが普通かどうか聞いたところ、内側だけで外側ではしないのが残念ながら普通です、ということだった。そんなもんですか。世の中。それでもそこからこっそりとエネルギーは逃げていくのだ。


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# by toshiohm | 2010-08-31 14:51 | トラブル
2010年 08月 27日
24時間換気装置の騒音
昼間はちっとも気にならないのだが、夜寝る時になるとはらわたに響くような超低周波の音が天井裏から響いているのに気がついた。気がついた、というくらいだからそれ程ひどい訳ではない。寝室とトイレの上あたりだ。空調機を切ってみる。音は変わらない。じゃあ24時間換気装置を切ってみる。するとどうだろう、あたりはシーンと静まりかえってしまったのだ。こんなにうるさかったのか。
原因がわかれば、夜中は換気を切って寝ればいいだけの話ではあるが、早速現場監理のNさんに電話したところ、一昨日空調屋さんをつれて見に来てくれた。天井裏に入って調べてみると、24時間換気の送風機からの振動らしいが、送風機は振動・騒音対策として上から吊り下げられており、しかも送風機自体に異常はない。原因はおそらく共鳴でしょう、ということで、後日防音材としてロックウールで囲ってもらうことになった。
共鳴というのは本来厄介でどこかの部分が送風機の周波数と一致する固有振動数をもっているという事で、振動を減衰させるだけでは効果が不十分な場合もあるからだ。固有振動数をかえるだけならその部分に重量物を置くだけでも事足りる。ただどこだかわかっている必要があるのだ。配管でごった返している屋根裏では特定はむずかしいかもしれない。これは、まず対策をしていただいて、その後の話だろう。
懸案のダクトスペースの断熱欠損の話をNさんから聞いた。断熱施工を行うために人が入れるほどの穴を壁に内側からあけて、確実に施工してくださるということだった。穴は7カ所ほど必要で、断熱施工の後、壁板、石膏ボード、壁紙と復旧工事を行わなければならない。とすればかなり大掛かりな工事になる。断熱はアイシネンの業者に一度見てもらうということであった。騒音の方は換気を切ればいいだけの話だが、こちらの方はそうはいかないので、施主としてはこれで大安心だ。ほんと、頼りになります。変な所に家造りをお願いしていたらひょっとしてこの件は泣き寝入りしていたかもしれない。
Nさんの帰り際に「他に何かありますか?」と聞かれたが、その他は大満足なのだった。

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# by toshiohm | 2010-08-27 15:33 | トラブル
2010年 08月 25日
現地調査
例の疲れ果てた感じの係長だ。誰かに運転させて家の外に車を待たせ、一人で乗り込んできた。いい度胸だ。が、なぜかいつも決して目を合わせようとしない。遠慮がちに上がり込むとすぐさま二階に。そこでOH邸施主自らがエクセルで作成し会社のプリンタで出力して提出したB4の各階平面図をファイルから取り出して、われわれに言い訳するかのように
「ちょっとこの辺の構造がわからなかったもので」
この辺とはスキップフロアあたりのことだ。確かに少し図面ではわかりにくいかもしれない。「はーはーはー」と納得の相槌をうちながら図面通りに実際の構造を追ってゆく。全館空調のダクトスペースのところにきた。この部分は二階面積から除外していいということになったのだが、実は半分もの入れとして使っている。触れられたくないやましい部分だ。だが扉がついているのですぐにわかってしまった。
「こ、これは物入れですか?」
「は、はい当初はダクトスペースとして全部使う予定だったのですが半分ですんだので。」「ただダクト関連の部品が入っています」なんて、いいわけがましく言ってみる。
「う、うーん........ま、まあこれはダクトスペースでいいとしましょう」
助かった。ことあるごとに「めんどくさい」とか「えーっ!そんなことまで僕にやらせるんですかー?」とか「お役所は無駄なことばっかりやらせるんですね」とか「市民をいじめて楽しいですか?」とか今までさんざん彼に言ってきたことが、能面のような表情の下で実はボディーブローのようにきいていたのだった。
次に3階扱いとなるスキップフロアの部分だ。出窓下を一カ所もの入れとして使っている。これは面積に算入しなければならない。家具が置かれていて見えはしない。疑う様子はみじんもなく通り過ぎた。10分ほど見て回っただろうか、
「これで図面通りであることは確認できましたので、あとは登記書を印鑑ご持参で取りに来てください」
と、落着だ。寸法を測るわけでもなく、さらっと見たという印象だった。基本的に性善説なのだろうが、性善説は性悪説よりもうんと楽なのだ。
なぜ登記面積にこだわったか。これで固定資産税が決まってくるという説もあるからだ。これを彼にズバリと聞いてみると「私どもではわかりません」だった。聞くだけ無駄だったか。しかし登記の後に資産査定が行われることになっているらしいから、両者の関係を否定することはできないだろう。ちなみに室高1.4mの納戸の一部を二階に参入しろという確認申請上の指導は、登記上は参入不要となったので延べ面積は登記の方が若干小さくなった。これでよしとしよう。

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# by toshiohm | 2010-08-25 11:27 | 税金・登記など
2010年 08月 24日
ホームステイ
家造りを急いだ理由の一つは彼がわが家にホームステイをすることになっていたからだ。気温10から15℃という北イングランドから来て3週間滞在し、地獄の様な日本の夏を十二分に体験し、食卓に出されたものはイクラから納豆まで完食して先週帰国した。しかしそれにしてもこの家でなかったら、彼は熱中症で倒れていたかもしれない。なにしろ仮住まいの家は暑かったから。
この巨体でこの暑さにもかかわらず日本が大変気に入ったようで、再来年大学からのインターンシップで運がよければまた来たいとのこと。
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# by toshiohm | 2010-08-24 16:02 | その他